玄関のドアを開ける前から、愛犬がそわそわ。
家族から、
「帰ってくる少し前から玄関にいたよ。」
なんて言われたことはありませんか?
姿も見えていないし、声も聞こえていないはずなのに、
「もしかして、匂いでわかった?」
と思ってしまいますよね。
犬といえば、とても優れた嗅覚を持つ動物。
では犬は、大好きな飼い主さんの匂いをどのくらい覚えているのでしょうか。
今回は、ワンコにとっての「飼い主さんの匂い」に注目してみます。
犬にとって匂いは大切な「情報」
私たちは人を見分けるとき、
顔や声を大きな手がかりにしています。
一方、犬にとって非常に重要なのが「匂い」です。
お散歩へ行けば、
電柱をクンクン。
草むらをクンクン。
ほかの犬が通った場所もクンクン。
匂いを嗅ぐことで、
周囲にあるさまざまな情報を集めています。
そんな犬にとって、毎日一緒にいる飼い主さんの匂いも、
覚えることのできる大切な手がかりのひとつです。
姿が見えなくても飼い主さんだとわかる?
犬が飼い主の匂いを識別できることは、研究でも示されています。
飼い主さん本人が目の前にいなくても、
その人の匂いに対して、知らない人の匂いとは異なる反応を示すことがあります。
つまり犬にとって、
「この匂い、知ってる!」
ということがあるわけです。
帰宅した飼い主さんの服を熱心に嗅いだり、
脱いだ服の上で寝たりする姿を見ると、
「そんなに私の匂いが好きなの?」
と思ってしまいますが、
犬にとっては慣れ親しんだ匂いなのかもしれません。
どのくらいの期間、覚えているの?
では、飼い主さんの匂いを「○年間覚えている」といった明確な期間はあるのでしょうか。
実は、犬が特定の人の匂いを正確にどのくらいの期間記憶できるのかを、
一律に言い切ることはできません。
犬の経験や相手との関係などによっても違いがあると考えられるからです。
ただ、犬には匂いと経験を結びつけて記憶する能力があります。
久しぶりに会った人に、
「あっ!」
と気づいたように近づいていく。
そんな姿には、姿や声だけでなく、
匂いの記憶も関係している可能性があります。
飼い主さんの服が好きなのも匂いが理由?
洗濯物を置いていたら、
なぜか愛犬がその上で寝ている。
しかも新品のタオルではなく、
飼い主さんが着ていた服をわざわざ選ぶ。
これも犬と暮らしていると見かけることがあります。
慣れ親しんだ飼い主さんの匂いは、
犬にとって安心につながる手がかりになることがあります。
「せっかくベッドを買ったのに……。」
と思ってしまいますが、
愛犬にとっては飼い主さんの匂いがする場所のほうが魅力的なのかもしれませんね。
ごはんも鼻で「今日のメニュー」をチェック?
犬の優れた嗅覚は、
人を見分けるだけでなく、毎日の食事でも活躍しています。
ごはんを用意し始めただけなのに、
まだ見せてもいない愛犬がキッチンへ。
「今日はこれですね!」
とでも言いたげに待っていることはありませんか?
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鶏・牛・羊・馬・まぐろと、主となる食材が異なる5種類のメニューがあります。
人が食材によって味の違いを楽しむように、
嗅覚の優れた犬にとっては、
それぞれの香りの違いも食事を楽しむ要素のひとつ。
愛犬がごはんを食べる前にクンクンしていたら、
鼻で今日のメニューを確認しているのかもしれません。
まとめ
犬は、私たちが想像する以上に「匂い」を頼りに暮らしています。
いつもの散歩道も、ほかのワンちゃんも、
そして大好きな飼い主さんも。
犬にとっては、
それぞれに違う「匂いの世界」が広がっています。
飼い主さんの匂いをどのくらい長く覚えていられるかは、
一概には言えません。
それでも、毎日一緒にいる私たちの匂いが、
愛犬にとって特別な情報のひとつになっていることは確かです。
脱いだ服の上で気持ちよさそうに眠っている愛犬を見つけたら、
すぐに片付ける前にちょっとだけ眺めてみる。
そこは愛犬にとって、とても安心できる場所なのかもしれませんね。🐾
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